2012年9月22日土曜日

2006-04-07 魅了ブログ私的十傑 編集


魅了されているブログ私的十傑(順不同)CommentsAdd Star

選択基準。印刷媒体では読めないような独自の視点を、筆者の高い知性が文章からにじみ出るようなタイプ。あとは、あまり冷笑アディクションでないことかな。ランキングを無闇矢鱈につける風潮には眉をひそめているので(あんた、何様ぁて感じなので)、順不同で。
狂童日報 去年の初春中国の反日デモが盛んだったときに、「共産党」というキーワードで検索。05年6月19日の分析を読んだときは衝撃を受けた。
萌えるローマ帝国HAPPYMAX 今日(4/4)、「ナショナリズム」というキーワードで検索。素晴らしい。実に素晴らしい。とぼけた文章の中にまた蒙を開かされる語り口に読み手は触れることができます。この人の参加する読書会はすごいだろうな。白水社の人がネットで見つけて評論をお願いしたのも頷けるよ。
ワイセツな悲しき情事 以前勤めていた、証券会社の名前で検索。この人の全エントリーを読み、恐ろしく頭のいい人だなと感心し、従来の異業種交流会とは違うタイプの若者の交流拠点をつくるという機会にメールを送り参加させてもらった。実際に会ってみると予想以上に飛びぬけた人だった。有名企業に勤めているのに、ノマド(遊牧民)的に社内外にキャリアと人脈と組織を構築していくフットワークの軽さ。浮遊資本主義で生き残れる人は彼のようなタイプなのだろう。
APLaC/シドニー多元生活文化研究会 オーストラリアで日本人の留学やワーカホリック支援ビジネスを営む人のサイト。この人の遍歴がすごい。20代30代、日本で弁護士として前途洋々だったのに関わらず、「エイヤッ」とオーストラリアで縁もないビジネスをはじめていらっしゃる。毎週土曜更新の写真付きエッセイでは筆者の底が見えない博識と読みやすい文章と意表をつく展開と堅牢なロジックで読み手を翻弄する。また、料理や英語学習など、気が向くと生活実践の話題も豊富。日本社会分析の方を私は愛読しているが。
分裂勘違い君劇場 ライブドア事件の分析で一躍数百のブックマークを集めた超有名ブログ。ブログ開始して3ヶ月経過したかしないうちに、最も注目を浴びるはてなダイアリーの一つ。このスピードがウェブならではだろう。私的十傑として、あまり著名ブログは並べたくはなかったが、まあここまで知的アクロパットの妙技と実践知識を惜しみなく披露されているのだから、私などは秘かに、ブログ界のロック様(ロック様の妙技を味わいやがれ)と位置づけている。
3ToheiLog このブログはまだ、知る人ぞ知るといった知名度だが、分析の斬新さは上の分裂勘違い君劇場に勝るとも劣らない。おそらく1~2ヶ月のうちにはもっと知名度が向上するであろう。ブログデザインも素晴らしくお洒落でクール。
traviesoの走り書き 中国や歴史などについてのブログ。ボクシング・ラブでもあるがそれは別ブログで展開。学術的訓練と作法を受けた人物。現代日本の主流民意や同伴知識人の政治上のメジアンやモードからは明らかに少数派であるが、言説構築能力の高さを見くびって、ヤケドをした著名ブロガー多し。
BLUE ON BLUE(XPD SIDE) 『夕凪の街 桜の国』をきっかけに検索してトラックバック(昔のブログで)。 最初は私の不用意から不審の念を持たれたこともあった。ライトノベルなどのサブカル論からふとアルチュセールなどの哲学的識見が木漏れ日のように漏れることもある。魂の祖国は露西亜。
深夜のシマネコBlog いわゆるサロン左翼とは対極にある孤独な左翼。手垢のついた言葉もすでに内輪を超えた有効性も枯渇した実践もこの人から出てくるものは縁がない。自らの言葉で世界と対峙する営みだ。不遇な境遇で押しつぶされそうな事を漏らされることもあるが、まだ光は見えないようだ。左翼/リベラル誌が本当に復権したいのならこういう人に書いてもらえよ。世界は権威主義的なロートル同窓会だし、論座がやっているのは30代の若手アカデミシャンの社交界デビューに過ぎぬ。正論が投書欄を充実させたのに留まらず、在野の建設労働者の肩書きの人に一論文を書かせたような覇気がないのだ。
Chikirinの日記 金融業界に勤めるキャリア女性。私生活ではキューバが好きだが、ブログ上の言説では、左の言説をおちょくりながらきりまくる。また意外に愛国。レフトの私としては、読んでいてカッとなることも多いが筆者の地アタマの恐ろしいほどの高さは認めざるを得ない。市場原理主義格差社会といったキーワードもこの人の手にかかると木っ端微塵。舌を巻くことが多いが、「ソフィストめ」と悔し紛れに悪態をつくこともある。5月2日追記⇒だが、ソクラテス・メソッドをブログ上で展開されているのは彼女のほうだ。
以上。もう寝ようっと。

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